ご結婚式の撮影では、ご結婚式当日に挙式とご披露宴の撮影をさせて頂く事、最近ではとても多くなったロケーション撮影での前撮りですが、Hayashi Photo Works では、京都、奈良、滋賀、伊勢での和装でのロケーション撮影がとても人気があります。ウェディングフォトの業界でも最近人気があるのが、エンゲージメントフォトで、特に衣装を来て撮影するのではなく、私服で普段のデート感覚で撮影をするのが増えている様です。Hayashi Photo Works でも以前から撮影のご依頼がありましたが、エンゲージメントフォトという名前で宣伝した事もありませんでしたが、徐々に認知されているのかと思います。
今日の新郎新婦様は、９月に大阪でご結婚式の挙式・ご披露宴を撮影させて頂く方で、当日のウェルカムボードに使用する写真をエンゲージメントフォトで作成する事になった訳です。新郎様も新婦様も和歌山県の方で、ご実家も同じ町なので、撮影場所はお二人の地元で行う事となりました。新郎新婦様からは「何もない田舎」とお聞きしましたが、ロケーション撮影って特別な場所よりも、普通の場所で撮影する方が面白いんですね。それに和歌山県の由良町は、海が綺麗で、夕日百選にも選ばれた地域ですから、奈良県民から見れば、海があるだけで憧れてしまいます(^0^)/
新郎新婦様から頂いたリクエストでは、おじいちゃんと撮影して欲しいとの事！ なので最初は、新郎様のご自宅から撮影開始です。おじいちゃんは８８歳で米寿を迎えられた方、表情も姿勢もとてもお元気そう。でも耳がすごく遠いみたいで、私達の普通の会話は全然聞こえないんですね(^_^;) 撮影する時は、いろいろ声をお掛けするのですが、全然聞こえず表情もカチカチ・・・ 新郎様に耳元で大きな声で話してもらうと、緊張が少し解けたのか、ものずごく朗らかな表情、思わずシャッターは連写。おじいちゃんと新郎様、笑う時は目をつぶって照れ笑いする所がそっくりです(^_^;)お家にお邪魔させて頂いて、おじいちゃんと一緒にすごさせて頂いていると、静かな家にたたずまいと、海から聞こえてくる波の音、何だか自分が夏休みに田舎に帰って来た気持ちになりました。きっと一緒に行ったスタッフも同じ様な気持ちだったと思います。縁側で新郎新婦様と一緒撮影したり、仏壇の前で撮影したり、心地がいいので時間があっと言う間に過ぎて行きます。後は近くにある白崎海洋公園で新郎様のお父さんも参加して頂き撮影、厳しい日差しですが、綺麗な海と石灰岩の白崎海岸の景色が非常に面白かったです(^-^)
休憩を取り、夕日になるのを待ちます。良い感じに日差しが傾いて来たので、荒々しい海岸をバックに撮影し、あとは夕日が沈むシーンを撮影出来る場所に移動したのですが、雲が・・・ でも雲の輪郭が赤く染まり、夜へと変わるゆく景色を改めて見ている新郎新婦様の口から「本当に綺麗やなあ・・・」そんな言葉が聞こえました。毎日当たり前の様に見ている景色も、こうして改めて眺めてみると、故郷の素晴らしさを感じる事が出来るのですね(^-^)
＊＊＊ 撮影する事は、人を想う事 ＊＊＊
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