七五三の撮影の時にちょっとお願いをしてみました。

子供さんの写真を撮る時に、よく見かける光景ですが、カメラを見て、ピースしながらの笑顔。これって、きっとお子様の表情は何枚撮影しても同じ顔なんですね。笑顔の写真って、本当にそれで良いのでしょうか・・・

今日は、七五三の撮影でした。ご兄妹は緊張もあって、ちょっとご機嫌ナナメな感じ、お父さん、お母さん、おばあちゃんが、一生懸命に声を掛けて下さり、お子様を励ましてくれています。そしてお二人が並んで写真を撮る時に「笑って！」「良いお顔して！」という言葉があったので、ちょっとお願いをして、今日は「笑って！」「良いお顔して！」を禁句にしましょうって、失礼ながらお願いをしてみました。

七五三では、慣れない着物を着て、歩きづらい草履を履いて、何かとお子様が大変で、ご祈祷の緊張もあり、お子様なりに頑張っているのですが、なかなか楽しいと思う事は難しいかもしれません。でも本当は、周りの大人が喜んでくれる事、また自分が成長した事を自覚出来る事が、お子様も楽しい事でもあるんですね。

そんな時、記念の写真を撮る為に、ちゃんとして笑って、要求するのは・・・　

どんな撮影でも同じなのですが、とにかくお子様と仲良くなって、一緒に遊びながら、お父さん、お母さん、おばあちゃんにも参加して頂く様にしています。今日の七五三のお子様も、お参りを家族のみんなで楽しむ事、そして着物を着て、草履で歩くのは大変だけど、楽しいから頑張る事が出来たお子様、その表情はとても自然で本当に楽しそうで、お子様のその姿を見ている、お父さん、お母さん、おばあちゃんも、楽しそうな笑顔でしたね。

お子様や、ご家族の写真を撮る事は「笑顔の写真」が大切ではなく、七五三のお参りを楽しくすごした事が、思い出として写真に残る事、それが大切なんだと思うのです。

＊＊＊　撮影する事は、人を想う事　＊＊＊


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