2011年3月15日火曜日

東京の方の奈良和装ロケーション撮影

僕には東京に住む姉がいます。東京では計画停電が実施され、交通のみならず日常生活に大きな支障が出ています。ニュースでは、東北地方の被害が断続的に報じられていますが、千葉県や茨城県、長野県の被害や被災をもっと取り上げて欲しいと言っていました。スーパーでは物資が不足し、生鮮品はなかなか手に入らない様です。こちらからも乾電池、懐中電池、水、インスタント麺、レトルト食品を送りました。でも物資を関東へ送るのはしばらく控える事にしました。関西から関東への荷物が急増していて、東北方面への輸送車両確保の妨げになる可能性があるとの事です。今は日本の人たちが全員で頑張る時ですね。何も出来ない関西でも、まず正確な情報を知り、長期戦となるこの災厄を持続的に支えて行く事です。ニュースで報じられている間だけでなく、1ヶ月、2ヶ月、半年後も同じ意識を持って、この災厄に立ち向かって行きましょう。きっと自分に出来る事が必ずあるはずです。

昨日は東京の方の奈良での和装ロケーション撮影でした。震災の影響でこちらに来て頂く事も心配をしましたが、無事に来て頂き、撮影をする事が出来ました。新婦様が奈良の大学のご出身で、結婚式の前撮りを奈良でとご希望で今回の撮影となりました。菊水楼でのお仕度を開始し、お庭での撮影、神社、浮見堂、梅と順調に撮影を行って行きました。出会えないときは、全然いない鹿なのですが、この日はずっと鹿が新郎新婦様の周りにいた気がします。冬毛が抜けかけの鹿は、お世辞にも綺麗とは言えないのですが、奈良ロケと言えばやはり鹿と撮影したいとご希望の方が多い中で、とてもラッキーな撮影。

菊水楼に戻り昼食と休憩をとり、午後からの撮影に出発。天気予報では、雨との予報にも関わらず、むしろ日差しが差す様なお天気に。新婦様のご希望で、母校の大学に向かい、門の前でちょっとだけ撮影。その後は最近人気の若草山の山頂に向かいました。まだ冬景色な山頂ですが、ここにも鹿の群れがいて、今日は奈良の鹿に歓迎されての撮影になりましたね。
新郎新婦様は、撮影後そのまま東京に車でご帰宅されるとの事。しかも翌日からお仕事との事で、せっかく関西に来て頂いているのに、大変な関東に帰って頂く事がとても辛く感じられました。でも色々なお話をしていて、本当にしっかりされた真面目な新郎新婦様、きっと二人で力を合わせて、頑張って行かれると思いました。


いま自分に出来る事、実際の行動を起こす事も、物資を送る事も、救済の妨げにしかなりません。Hayashi Photo Works のホームページの運用には、googleを利用させて頂いています。今はgoogleから日本赤十字社への義援金から自分の行動を始めたいと思います。


災害に関する情報も提供されています。今何が起こっていて、今何が求められているのか、少しでも長い期間、関心を持って、この災厄を乗り越える気持ちを持ち続けて下さい。気持ちを持ち続ける事が、東北の人たちのもとに形となり届くはずです。いまこのブログを書いている時、奈良でも揺れを感じました。この揺れが被災された方々をどんなに不安な気持ちにさせているか、本当に心が痛みます。

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