熊野で結婚式の地元ロケーション撮影

奈良や京都には多くの世界遺産がありますが、紀伊半島にはもっとスケールの大きい世界遺産があり「紀伊山地の霊場と参詣道」として、ユネスコの世界遺産になっています。ここには、熊野三山の熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社があり、ご結婚式の撮影でも行かせて頂く事がありますが、熊野の十津川村や、熊野市や、新宮市は、カメラマンの林が学生時代に撮影に通い、写真を学ばせた頂いた場所で想いが深い場所なんです。

今回は、この熊野市でのご結婚式の前撮りロケーション撮影でした。熊野市にお住まいの新郎新婦様で、お支度も新婦様のご実家で行わせて頂きました。ご近所が、新郎新婦様の母校であり、お二人は「もっこう」と呼ばれたのですが、ちゃんとお聞きすると「木本高校」との事で、地元ならではですね(^-^)

その、もっこうに通っていたお二人ですが、出会いは大人になってからとの事。熊野市で生まれ育ち、熊野市でご結婚される地元婚って素敵だなあって思いました。

お支度を行いながら、こうして色々とお話をお聞きして、とても真面目で緊張気味の新郎様ですが、お話をしている間に良い笑顔になって来て、お支度が整えば、まずはご実家から撮影して行きます。ご実家の後は、もっこう（木本高校）の校門前で撮影して、そこからは車で移動です。車での向かい先は、海山町の「種まき権兵衛」です。

種まき権兵衛には、日本庭園があり、まさに和装のロケーション撮影に最適な場所。日本庭園で和装のロケーション撮影が夢だった新婦様のご希望です(^-^)　種まき権兵衛のスタッフの方にもご協力下さって嬉しかったですね。ご実家に戻り、お昼の休憩を取ってから後半の撮影に向かいます。

後半は、お二人の出会いの場所である紀南ツアーデザインセンターへ。こちらでは、新婦様のお友達も待って下さっていて、皆さんに迎えられて撮影会となりました(^0^)/　紀南ツアーデザインセンターは、古民家を生かした紀南の自然と文化に触れる講座やツアーを企画されている施設で、熊野を楽しむための情報がいっぱいの施設です。

紀南ツアーデザインセンター　http://www.kinan-tdc.com

紀南ツアーデザインセンターで撮影した後は、地元の神社である産田神社へお参りに向かいます。産田神社は、伊弉冉尊（イザナミノミコト）と軻遇突智神（かぐつちのかみ）をお祀りされていて、日本に米作りが伝えられた頃からあり存在するとの事。産田神社には、左右にある石の台がそれであり、古代の神社には建物がなく「ひもろぎ」と呼ばれる石で囲んだ祀り場へしめ縄を張り神様をお招きををする様式は、日本で二箇所しか残っておらず大変古くて珍しいとの事でした。

ちなみに熊野で有名なお寿司と言えば、さんま寿司ですが、日本書紀に産田神社の祭礼で「さんま寿司」が振舞われていたという記述があることから、産田神社が「さんま寿司」発祥の地と言われているそうです(^-^)

産田神社の後は、新郎様のご希望の場所をまわりながら、撮影して行きましたが、夕方は曇り空で暗くなって来て、新郎様のご実家はミカン農家さんで、残念ながらミカンの収穫前で、収穫箱の前での１枚となりましたが、これもまた地元撮影ならではです。新婦様のご実家に戻りながら最後の撮影場所となる、獅子岩へ向かいます。こちらでも新婦様のご友人が待って下さっていたのですが、獅子岩に到着した時はもう真っ暗・・・　この状況での撮影は無理な感じでしたが、先ほどまで曇っていた空にはお月様が見え始めて、月明かりで獅子岩と新郎新婦様をシルエットで撮影してみました！　これがなかなかカッコ良くて、最後は熊野らしい写真で今回の撮影を終える事が出来ました。

熊野は世界遺産になった事で、観光地として注文されていますが、有名な場所だけでなく、お二人の身近な地元で撮影する事がとても素敵だなあと思います。Hayashi Photo Works では、ご自身が生まれ育った地元や、お二人がこれから暮らしていく場所など、地元を生かした撮影をご提案しています。どのような場所でも出張させて頂きますので、お気軽にご相談下さい。


＜ご注意！＞　この記事は１１月６日の撮影です。


本日ご利用のお衣装　色打掛054


＊＊＊　撮影する事は、人を想う事　＊＊＊


Hayashi Photo Works

お宮参り・七五三などの出張撮影のホームページ　http://www.hpworks.jp/

結婚式・ウェディング・ロケーション撮影のホームページ　http://www.bridal-hpworks.jp/

ご結婚式のお支度・衣装レンタルのホームページ　http://www.shiga-wedding.jp/

Facebookページ　https://www.facebook.com/HayashiPhotoWorks